シリーズ「グッド派遣レポート」

履歴書にないあなたらしさが活きる仕事 株式会社 キャリアプラス

株式会社 キャリアプラスのここがグッド!

  • 人柄や個性を重視してくれる
  • 自分の長所を活かして働ける
  • 前向きに働く楽しさを知れる

みなさんこんにちは。

履歴書やエントリーシートに書かれている自分って、自分の何パーセントぐらいなのでしょうか。事実ではあるけれど、人間性、人柄、向き不向き、そんなことまで書類ではわからない。「オンとオフ」という言葉があります。仕事中はオンで、プライベートはオフ?本当はどちらも同じ自分のはず。

自分らしさを活かした仕事は、長く続くし、力が発揮できます。

福井県にある総合就職支援企業キャリアプラスは、行動のベースにあるその人の人間性、その人「らしさ」や、みんな持っている「心」を大切にする会社です。


「仕事って、楽しいものなんだよ」ということを伝えたいという、代表取締役の中田善弘さんにお話しを伺いました。

人の良さを見抜くプロ集団

人には、誰にでもかならず長所があります。人あたりが優しいとか、おばあちゃん子で面倒見がいいとか、元気がいいとか、情報を整理できるとか、順序立って物事を考えるとか。同社は、派遣スタッフさんと面談をしながら一人ひとりの長所を見つけ出し、企業に合った方を紹介します。「この方のココがすばらしい!」と感じてくれているから、企業へ紹介する時の説得力が強いのです。あなたらしさと企業の求める人物像が合致すれば、最高のご縁になりますね。

たとえば、紹介できるスタッフさんが二人いるとします。一人はスキルが高く、仕事を完璧にこなしますが、人と交流をしません。もう一人は、職場にとけこんでいますが、仕事は一般的レベルでたまにはミスもあります。企業にどちらの人物がよいかをたずねると、ほとんどは後者を選ぶそうですよ。企業は人で成り立っています。社風に合う人と長く一緒に仕事をしたいのです。完璧を求めるならAIで十分。長い目で見れば、高いスキルよりも、一緒に成長していける仲間がほしい。スキルは自然と育っていくのですね。

一般的な会社の採用面接ではなかなか見抜けないであろう「らしさ」。人の可能性を信じるプロフェッショナル集団だからこそできることです。仕事には成果を伴い、責任が生じますが、それを自然に発揮できるような環境を提案しようという同社の姿勢なのです。働く人が安心して成長できる環境なら、困難や負荷も乗り越えられるものですね。

派遣先企業からも好評で、「あの子いいわ!いい子を紹介してもらったわ!」と喜んで迎えてくれるそうです。はじめは緊張する職場も、受け入れてもらえている実感は、安心と自信になりますね


▲明るくなんでも話せそうなコーディネーターさんとの面談スぺ―ス

人間性にスキルをプラス

「らしさ」を大切にした上でのスキルアップは、より働きやすさを高めます。例えば「秘書検定」や「国家資格 キャリアコンサルタント」といった資格を有する社員たちが、現場ですぐに使える、ちょっとした気配りや礼儀作法、人間関係の作り方などをお伝えしています。派遣スタッフさんへの教育もさかんです。「国づくりの第一歩は教育だと思う」と中田さんはおっしゃいます。「日本を創ってきた人って、やっぱり勉強しているよなーと。日本は農耕民族だから、育てることに向いているのかもしれません」

明るく前向きに自分らしさを活かす

なぜここまで、人のらしさや心にフォーカスするのでしょう。同社の創業のきっかけにその理由がありました。

中田さんは商社の営業として就職し、地元を離れて勤務していましたが、しばらくたつと、高校の同級生たちの現状に疑問をもったそうです。頭の回転が速く、雄弁で話に説得力のある友人が、大学を辞め、ほとんど言葉を発しない運転代行業で働いている。志あって教師を目指した友人が外国で騙され、大学を辞め土木作業員に。秀才といわれた男の友人が大学を辞め、お金のために水商売を始めたが、多額の借金を抱えているなど。中学や高校では将来有望だったはずの友人が明るい未来を描けていないことを知った中田さん。「大人たちの敷かれたレールから外れてしまった彼らに、もう一度活躍の場を紹介したい。履歴書に表れていない強みを自分なら売り込める」と、派遣・人材紹介会社を立ち上げたのがはじまりでした。

人の可能性を開くには、前向きさが大切だと中田さんはおっしゃいます。ワクワクしていると未来に意識が向くからです。同社の朝礼では前向きなスピーチを交代制で行っています。プラス言葉で終わる話し方を心がけて、2001年から続けています。問題が起きたらどう解決するかを考え、良いことがあればみんなにシェアすることが習慣になっているのです。18名の社員の方たちは元気な方ばかりで、社内はとても明るい雰囲気。この元気が派遣スタッフさんに伝わっているんだな、と感じます。福井県の大きなプロジェクトのお仕事にも、県からの受託事業にも、社員の力を結集してやり遂げられていることがうなずけます。


同社の雰囲気や、働くスタッフさんへの姿勢がとてもよくわかるのが、Youtubeチャンネル「ぜんちゃんTV」。働くことについての質問に、中田さんたちが答えていくバラエティー番組です。企画から収録、編集まで社内で創られているというから驚きです!
https://www.youtube.com/channel/UCHK5wHqHiPIIluB5mvEJxpQ/

よいところを伸ばすと力を発揮する

派遣スタッフさんのエピソードもたくさんあり、朝礼でもその都度報告されるそうです。ある例では、髪を緑色に染めた女性が「働きたい」と訪れました。最初は仕事を紹介することに難しさを感じつつも、ハキハキ応対できるコミュニケーション能力に注目したそう。ピアスを外して、髪を染め直し、携帯ショップでの派遣のお仕事が決まりました。彼女はすぐに頭角を現し、全国の接客コンテストで北信越代表に選ばれるまでになったそうです。全国から選ばれた10人のうち、派遣スタッフは彼女一人。彼女を除く全員は、各地域の携帯会社のベテラン社員さんばかりだったとか。その後、正社員となり、今では店長を務めているほどの活躍ぶりです。

そして同社に登録される派遣スタッフさんのなんと4割は、家族や知人からの紹介だそうです。以前に登録されていた方の再登録も一定数あり、いかに支持を集めているかがわかりますね。

働く楽しさを伝えたい

福井県は就職率が高く、共働き率は日本一だそう。「この地元で生きる人にとって、就職から定年退職までのどこかにかかわっていたい」という同社の事業は、派遣や社員紹介にとどまりません。


▲福井県の受託事業「縁job」学生と先輩社会人の交流イベント

県の受託事業では、学生と若手社会人による、就職活動では見えない仕事を知る場をプロデュース。同社に地元中学生を迎える職場体験でもたくさんのエピソードが生まれています。また外国人留学生を対象とした日本語学校を開校するなど、「総合就職支援企業」として福井県の雇用と産業を支えているのです。


▲外国人留学生のための法務省認可日本語学校「福井ランゲージアカデミー」

「働くことは楽しいことだと伝えたい」、「これからの職業人を育てたい」と中田さんはおっしゃいます。

徹底して一人ひとりと親密に関わる姿勢に強みを感じました。経営の視点でみれば一見非効率なようで、はたらく人にとっては職業人生を輝かせる近道。「誰もやらないならうちがやろう、ありがとうと言ってもらえることならやろう」という同社から、福井県がさらに明るく活性化していく道筋が見えるようです。

Interviewee

代表取締役 中田善弘氏

企業概要

株式会社 キャリアプラス

  • 設立: 2001年
  • 代表者: 代表取締役 中田善弘
  • 本社所在地:〒918-8067 福井県福井市飯塚町第7号10番地10
  • オフィシャルサイト https://cpcl.jp/

事業内容

労働者派遣事業、職業紹介事業、職業訓練、経営コンサルタント業

グループ会社

福井ランゲージアカデミー(FLA) (株式会社グローバルリンク)
法務省認可日本語学校

認定等

優良派遣事業者
職業紹介優良事業者
プライバシーマーク取得

この記事の著者

AsanoAkira

AsanoAkira

大学卒業後、大手住宅メーカーに3年勤務したあと、さまざまな社会を経験したく派遣社員として6社を渡り歩く。景気悪化による失業を経験したことも。6社目の経営コンサルタント会社で一般事務からコンテンツ制作業務に転身。以降、直雇用での約12年間は、企業経営の現場で経営事例などのべ200人以上の取材執筆、編集に携わり、「経営は人。人生そのもの」と知る。現在はライフコーチなどを通じて、100年人生を思い通りに動かしたい人たちと未来創りに参画している。
詳しくは「ライター紹介」ページをご覧ください。

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