女性スタッフによる“派遣スタッフへのきめ細やかなフォロー”は派遣先企業も満足! 株式会社サンスタッフ

株式会社サンスタッフのここがグッド!

  • 時短でも長所を発揮する”場”で活躍
  • フラットに目線を合わせる姿勢
  • 目の前の人の幸せに専念できる環境

結婚出産後も仕事を続ける女性が増えてきました。かつての、結婚出産で仕事を辞め、子育てが落ち着いた頃に仕事復帰するという傾向を表していた年齢別女性労働力率のM字カーブは、ゆるやかに形を変えてきています。
働く女性の中には、男性と肩を並べて、成果を挙げる女性もいれば、事務職や専門職などのポジションで力を発揮する女性もいます。女性が働くとなると、労働環境や条件ばかりがフォーカスされがちですが、自身の力を発揮することによる貢献は、自身にとっても企業にとっても有益といえるでしょう。


出典元『内閣府男女共同参画局』女性の年齢階級別労働力率の推移
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-02-01.html

愛知県刈谷市の人材サービス会社である、株式会社サンスタッフは、社員も派遣スタッフも、8割が女性。製造業である豐田自動織機グループの人材サービス会社として、一般事務や軽作業といった業務に女性の派遣スタッフ300名が活躍しています。同社は、営業担当も女性が8割を占めるだけでなく、厚生労働省による女性活躍推進法認定を受けるほどだという、その背景をうかがいました。


▲(中央)代表取締役社長 丸山恭一氏 (右)総合人材サービス事業部事業部長兼リクルーティング推進室室長 増田一泰氏 (左)企画グループ課長 宮部修羅氏

同社には女性社員が多いだけでなく、女性管理職比率は27.8%。全国平均は7.2%(2018年8月)といいますから圧倒的です。「結婚出産後も、職場に戻ってくるもの」という文化の中で、昨年、課長に昇格された時短勤務の女性は、常に時間と勝負しながら意識を高く成果を出されたことが評価されたそうです。だれもが活躍し昇格できる可能性があり、また一般的に取得しづらいという有給取得や育児休暇も、働く人のための当たり前の権利。上司よりも先に帰宅することに気が引けたり、休暇取得を会社が義務付けるのは、雇用する側とされる側に思惑の溝を感じますが、同社は、一生懸命働くことも時に休むことも、能動的に、遠慮なく選択できる風土があります。厚生労働省による女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定の最高水準である「3段階目」を認定されたことも、こうした同社の風土や考え方が、自然と規定に合致したという流れのようです。

働きやすさもさることながら、「人材サービスの仕事に、女性は向いているではないか」と、場を与えている丸山さん。前職時代に、7年間、人事担当としてアメリカでの製造現場を経験され、あることに気づかれました。「女性には、職務の中で真面目に 粘り強く仕事をする傾向が強そうだ」ということ。
例えば出荷間際の品質検査。女性マネージャーは基準に忠実で、男性の上長が「まあこのくらいなら…」とGOサインを出すところも、断固として出荷を許さなかったそう。「責任感を活かすポジションを与えると、とても威力を発揮する。ステレオタイプに男女を区別するつもりはないが、どうも向いている職務があるようだ」と感じたそうです。

これは日本でも同じでした。派遣先である製造会社から「出荷品質に困っている」と相談を持ち掛けられ、最終段階の検査員を女性の派遣スタッフに変えてみたところ、状況は一変した、など。アメリカと異なる点は、日本人女性はみずから手を挙げるよりも、背中を押されて活躍の舞台に上がるという人が多いこと。すべてとは言えませんが、こうした経験から特性を見極め、ポジションを与えることをされてきました。


▲緑多くリラックスした雰囲気の執務室

だからこそがんばる、の信頼

同社の派遣スタッフさんは、時短や週2~3日勤務などで、家庭と両立している方がほとんどですが、自身の持ち場でやりがいを持って働けており、企業からの評判も良いとのこと。企業へ直接雇用されることになったり、派遣契約が終了しても引き続き同社からの派遣を希望されるスタッフさんが多く、やりがいを見出せることで長く働く傾向にあるようです。
その満足度の高さは、専任の営業、コーディネーターの存在がありました。企業側からの要望に対し、独自の指標によって細やかで最適な人材提案をされています。双方にとって納得度の高い就業が実現します。女性ならではのきめ細やかさで、派遣先企業、スタッフさん共に関係性を強めています。さらには、働き方関連法案による「同一労働同一賃金」についても、派遣料金に見合ったモチベーションアップ、能力開発の仕組みづくりにも、取り組んでおられるそう。

また、目線を合わせたコミュニケーションも、高い満足度の一つとのこと。ある機関の調べによると、派遣スタッフの派遣会社に対する不満として「つながらない、連絡をしても折り返しがないこと」が最多だそうですが、同社にはこうした不満は一切聞かれないそうです。つまり、ないがしろにされない。家事育児との両立で仕事をこなす忙しいスタッフにとって、営業担当は心の寄りどころ。「いつも丁寧に話を聞いてくれるから、色々と相談しやすくてありがたい」と、喜ばれています。営業担当には勤務時間外や有給休暇中でも、仕事についての電話がかかってくるほど。それでも親身になって対応してしまうので、営業担当の心身の健康を保つ環境整備が、同社の課題だそうです。ついつい頑張ってしまう社員を、会社がバックサポートするとは、守られているなあと感じます。


▲託児スペースとつながる個室や、開放的な面談スペース

数字ではなく、人と向き合う

驚きなのが、同社には個人の数値目標がないということ。会社全体として経営計画や目標は存在するものの、現場の営業担当には課されないそう。総合人材サービス事業部長の増田一泰さんは「私自身、『目標を与えられた責任感から、人は動く』と教わり信じてきました。ですがとくに人材サービス業界では、数字目標の達成が目的になってしまうと、望まない動きをしてしまう。『スタッフさんと企業にとって幸せか?』の観点で動くことが大事。考えてみればそれが当然だったのです。」数字よりも、目の前の人の幸せに専念させる。そんな幸せな仕事はありません。実際、同社は6年間売上続伸中。お三方が口をそろえておっしゃいました。「みんな、数値目標はなくても、勝手に仕事するんですよ。」
同社には「一人で抱えずにチームで取り組もう」という考えが根底にあるようです。お互いに察してカバーしあおうという動きが自然発生的に起こるのも、目の前の人と向き合う姿勢が、仲間への気配り、助け合いにつながっているのかもしれません。

毎年12月には、派遣スタッフさんを招いての「謝恩会」を開催、会社を挙げておもてなしをします。2018年は130名ものスタッフさんが集まったそう。この数だけでも、日頃の満足度の高さがうかがえます。普段、接点のない社長や事業部長がスノーマンとサンタに扮して感謝を伝え、企業から募った、エステ割引券などの協賛プレゼントには、悲鳴に近い歓声が上がると言います。満足度は高く、謝恩会を機に知り合いをスタッフとして紹介してくれたり、旦那様の会社を紹介してくれたりと、良い関係性がより強まるのを感じられるそう。派遣スタッフさんが同社に入社するケースも。理由を聞くと「もともと転職先としては考えていなかったけど、謝恩会で営業や営業リーダーの方々の話を聞いて、ここで働きたいと思った」と。会社としての姿勢がしっかりと伝わっていることを感じます。


▲99%女性の謝恩会。大好評でデザートが不足したことも…。

派遣先企業、派遣スタッフとの関係性の太さ

同社は豐田自動織機グループの子会社ではありますが、人材サービスの事業においては70~80%を外部企業から受注。派遣先企業とも、直接顔を合わせることを大切にされています。派遣先担当者を招いての懇親会を開催、地元のライブハウスを貸し切り、サークル活動のバンド演奏と食事を楽しんでもらいました。面と向かってお話しすることで、現場の雰囲気が良くわかるといいます。社長の丸山さんもバイオリンを披露、終演後もなかなか帰られないほどの盛り上がりだったそう!
「派遣先企業、派遣スタッフ、営業コーディネーターそして私どもである派遣元を頂点とした三角すいの線をいかに太くし、そのうえで面をいかに強固にしていくか。それには、まず私たちが一体となることが大事」

同社と派遣スタッフ、営業コーディネーターが近い距離感でお互いを理解しあい、手を携えることで、派遣先との関係性を強めています。


▲派遣先企業を招いての「感謝の夕べ」

社員とも「お昼ご飯を食べる会」を開き、接点をもつ丸山社長。「人材サービスは、人の力が試されます。どういう気持ちで働いているかがとても大事です」
現場や人を直接感じるからこそ、強い信頼ができ、活躍できる場を与えることができているのですね。目と目を合わせ、どんなに便利な時代にも、自身の感覚を信じながら活躍していける人の姿が、同社にはあるように感じました。

Interviewee

代表取締役社長 丸山 恭一 氏

企業概要

株式会社 サンスタッフ

  • 設立: 1990年
  • 代表者: 代表取締役社長 丸山恭一
  • 本社所在地:〒448-0858 愛知県刈谷市若松町1-95 名鉄刈谷ビル3F
  • オフィシャルサイト https://www.sunstaff.co.jp/

事業内容

総合人材サービス(人材派遣、業務受託、人材紹介、技術者派遣・請負、翻訳・通訳)
人材育成(新入社員などの階層別教育、専門教育)
現場改善
IP(知的財産、特許などの調査・出願)
緑化(工場緑化、芝生管理など)

認定等

優良派遣事業者(認定番号:1813006(1))
厚生労働大臣「えるぼし」認定段階3(最高段階)
経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」受賞
愛知県「ファミリー・フレンドリー企業」認定

この記事の著者

AsanoAkira

AsanoAkira

大学卒業後、大手住宅メーカーに3年勤務したあと、さまざまな社会を経験したく派遣社員として6社を渡り歩く。景気悪化による失業を経験したことも。6社目の経営コンサルタント会社で一般事務からコンテンツ制作業務に転身。以降、直雇用での約12年間は、企業経営の現場で経営事例などのべ200人以上の取材執筆、編集に携わり、「経営は人。人生そのもの」と知る。現在はライフコーチなどを通じて、100年人生を思い通りに動かしたい人たちと未来創りに参画している。
詳しくは「ライター紹介」ページをご覧ください。

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